<a href="http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2004jan/06/W20040106MWC1K100000058.html">FA制、178教諭が名乗り 京都市教委「予想以上の多さ」</a> (京都新聞)

いろいろ考えるな。全校生徒の前で、「わたしは FA で旅立ちます」とか言うんだろうか。試しに松井秀喜がメジャーに行くときの FA 会見をもじって、どんなスピーチになるか検証してみた。

私、○○は今年取得しましたフリーエージェントの権利を行使いたしまして、来季より西京高付属中でプレーするという事を望み、その道を選びました。昨夜、校長先生、教育委員長、PTA会長に直接、時間を作っていただいて、お会いしまして、その思いを伝えました。もちろん、今年1年、いえ今年1年だけではなく、ずっと前から、何とかこの小学校に残って、何とか学校のためにプレーしてくれないかという言葉を何度も何度もしていただいておりました。大変、僕自身も昨日、その事を伝えるのは心苦しかったのですが、僕の個人的な、向こうに行ってプレーしたいという気持ちが最後まで消えなかったものですから、それを伝え、了承していただいたと思っております。

自分自身の夢、プレーしたいという気持ちに対して、今年1年当小学校でプレーしなければいけなかったわけですが、学校に対して、先生方に対して、そして生徒のみなさんに対しても、そういう気持ちはやはり見せられないですし、僕自身一生懸命、いえ一生懸命というわけじゃないんですが、自分のわがままに対して、ふたをして考えないようにしてきました。昨日の夜にそういう決断に至ったわけですが、最後の最後まで悩んで、本当に苦しかったというのが正直なところです。決断をした以上は、向こうで何とかいいプレーをしたいと考えています。僕自身この小学校で10年間、もちろん、みなさんに育てられた人間だと思っていますし、今現在、そういうものしか僕の中にありませんので、10年間で養ってきた京都魂と言いますか、僕の体に染み付いたものを向こうでも精一杯発揮できたらいいなと思っています。

本当に最後まで心に引っかかったのは、残留を望んでいた生徒のみなさんでした。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今、何も生徒のみなさんにうまく伝えられる言葉は見当たりませんが、先ほども言った通り、京都魂というものを向こうで見せ付けることもまた、生徒のみなさんへのちょっとした恩返しになると思うし、何とかいいプレーで喜んでもらえるように頑張りたいと思います。

一緒に闘ってきた先生方にも、大変、心苦しい気持ちでいっぱいです。僕のわがままを許してくれるかどうか分かりませんが、とりあえず、決断した以上は命を懸けて頑張っていきたいと思います。

すごいすごい。合うよ。ばっちし。

© nitoyon 2002-2012. All rights reserved.